2014年08月29日
おしらせ
茶葉由来テアフラビン類の混合物で高い抗菌性を確認
茶葉由来テアフラビン類の混合物で高い抗菌性を確認
当社は、テアフラビン混合物が、テアフラビン類の4種成分及びカテキン濃縮末に比べ、う蝕原因菌や歯周病菌に対し高い抗菌性を示すとともに、口腔内常在菌に対しては低い抗菌性を示すことを確認しました。この研究成果は、2014年8月28日から30日まで福岡県で開催される日本食品科学工学会(第61回大会)で発表されます。 これまで、口腔内細菌の抑制に関する研究については、茶カテキンの研究が多い中、テアフラビン(TF)類を対象とした研究は少なく、詳細が明らかではありませんでした。 そこで当社は、テアフラビン混合物、テアフラビン(TF)類各4種(TF-1、TF-2A、TF-2B、TF-3)カテキン濃縮末(CC)について、口腔内細菌に対する抗菌性試験を実施しました。口腔内細菌としてう蝕原因菌S.mutans、歯周病原因菌P.gingivalis、口腔内常在菌Streptococcus mitisを用い、抗菌性の評価として最小発育阻止濃度(MIC)を測定し比較したところ、テアフラビン混合物のMICはう蝕原因菌S.mutansに対して100μg/mL、歯周病原因菌P.gingivalisに対して120μg/mLとなり、最も高い抗菌性を示しました。また、テアフラビン混合物の口腔内常在菌Streptococcus mitisに対する抗菌性は、テアフラビン類の4種成分と比べて低い抗菌性を示し、カテキン濃縮末と比べて同等であることを確認しました。 この研究結果から、テアフラビン類の成分間に抗菌性の差があり、テアフラビン類の混合により抗菌性が高まることが解りました。 | |||||||||||||||
注1)
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今後当社は、テアフラビンについて、さらなる知見を得るため、研究を実施していきます。 |
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