2010年02月05日
焼津水産化学工業がCO2削減無利子融資の県下第1号に
当社がCO2削減無利子融資の県下第1号に
大東工場のCVD導入に充当
当社はこのほど、財団法人日本環境協会の「京都議定書目標達成特別支援無利子融資制度」を活用した金利優遇融資を、静岡銀行、りそな銀行の両行を通じて受けることになりました。この制度を活用した企業は全国的にもまだ少なく、静岡県下では第1号です。
この融資制度は、事業者が日本環境協会認定の金融機関による環境に関する審査を受け、CO2削減の環境目標※1を達成することを条件に、3%を上限とした利子補給を3年間受けることができるものです。
今回の融資は、掛川市にある当社の大東工場内に設置するCVD装置※2(連続真空乾燥装置)が対象です。この設備導入費用の一部である3億5000万円を、特別融資で手当てします。CVDは、減圧することにより低温で粉末食品を生産することができる装置で、一般の乾燥装置に比べて大幅なCO2削減が可能となります。
当社は近年、環境対策を積極的に進めており、3工場のうち2工場のボイラー使用燃料を、昨年までに重油などから天然ガスに切り替えています。今回の融資制度の利用により、全社的なCO2削減目標は平成20年度のCO2排出原単位※3に対して、平成22年度には6.6%減少となる予定です。
なお、当社はCO2排出削減の活動として、残渣の少ない製品の開発、営業車のハイブリッド化、経費削減運動を兼ねた使用電力やコピー代の節約などにも幅広く取り組んでいます。
※1 CO2削減の環境目標:以下のどちらかを選択 ①3年以内にCO2排出原単位6%改善またはCO2排出量6%削減 ②5年以内にCO2排出原単位10%改善またはCO2排出量10%削減 ※2 CVD:Continuous Vacuum Dryer ※3 CO2排出原単位:製品重量あたりのCO2排出量のこと |