2008年07月22日
N-アセチルグルコサミンの肌に対する臨床試験結果を発表
N-アセチルグルコサミンの肌に対する臨床試験結果を発表
当社は、日本美容皮膚科学会の学会誌「Aesthetic Dermatology」に、「N-アセチルグルコサミンの乾燥肌に対する臨床効果の検討」を発表しました。
N-アセチルグルコサミンはこれまで、1日に1,000mg摂取のときに乾燥肌の改善効果が示されていましたが、今回、従来の半分の500mgでも、保湿改善に有効であるかどうかを検討しました。また、乾燥肌に有効とされるヒアルロン酸との比較も試みました。
日ごろ乾燥肌に悩んでいる39人の女性に、N-アセチルグルコサミン(500mg/日)またはヒアルロン酸(50mg/日)配合食品を8週間摂取してもらい、肌への影響を調べました。その結果、N-アセチルグルコサミンを摂取した人の目の周りおよび頬の部分で水分量が増加し、乾燥肌が改善されましたが、ヒアルロン酸を摂取した人では変化が見られませんでした。顔面写真の臨床的評価でも、N-アセチルグルコサミンを摂取した人の改善が顕著でした。このことにより、8週間のN-アセチルグルコサミン500mg摂取が乾燥肌に有効であることが分かりました。 | ―Aesthetic Dermatology Vol.18:91-99、2008 より作図― |