2008年02月01日
「低塩調味しお」発売
おいしい「低塩調味しお」新発売
「低塩マーケット」の活性化を狙う
当社は、特殊な調味技術を使って、塩味はそのままに、塩分を40%カットした「低塩調味しお」を、このほど食品加工メーカー向けに発売しました。平成17年に発売した「低塩調味しょうゆ」の姉妹品で、当社はこの低塩しお・低塩しょうゆの2品で「低塩マーケット」の活性化を狙っています。
日本人の1日当たりの塩分摂取量は、2005年時点で男性11.8g、女性10.3gとなっています<<厚生労働省発行の「国民健康・栄養調査」(2005年)による>>。国の目標値は男性10g、女性8gですから、依然として塩分の取り過ぎ傾向にあります。塩分摂取量を抑えるのが、高血圧などの生活習慣病を予防するカギと言われています。このニーズに応えて、各社から塩味を塩化カリウムで補った低ナトリウム塩が市販されています。しかし、塩化カリウムは特有な苦味があるため、それほど利用は広がっていません。
当社は、塩化カリウムの苦味を、特殊なフィッシュペプチドを使って抑えることに成功し、おいしい味の「低塩調味しお」を実現しました。特長は(1)食塩に比べて塩化ナトリウムを40%カット(2)塩化カリウムを配合し、日本人の食生活に不足しがちなカリウムを補給(3)特殊調味技術で食塩と同じおいしさ――などです。この特殊調味技術は特許出願中で、概要は昨年の調理科学会でも発表しています。