2007年11月22日
N-アセチルグルコサミンの製造・研究などの功績により、「農林水産先端技術産業振興センター会長賞」を受賞しました
当社が「農林水産先端技術産業振興センター会長賞」を受賞しました
N-アセチルグルコサミンの製造・研究などの功績を評価
当社は天然型N-アセチルグルコサミンの量産化・機能性研究および用途開発に大きな功績があったとして、11月21日、平成19年度の農林水産先端技術産業センター会長賞を受賞しました。この表彰は、農林水産省と農林水産技術情報協会が日本の農林水産研究を推進するために平成12年に設けたもので、今回は8回目。表彰式は同日、東京・霞が関の法曹会館で行われました。
当社は昭和50年ごろから、カニやエビ殻の有効利用の研究を進め、キチン、キトサンや各種タイプのオリゴ糖類を製造してきました。平成10年には、キチンオリゴ糖を酵素分解することによって、食品に使用できる天然型N-アセチルグルコサミンを量産化する技術を開発しました。
この物質の生理機能性の研究も広範囲に実施、経口摂取により変形性膝関節症の改善効果や肌質の改善作用のあることを、臨床試験で確認しています。
その結果、N-アセチルグルコサミンは健康や美容のサプリメントや飲料、化粧品などに広く利用され、現在の生産量は年間約100トン(平成18年度)にのぼり、これを配合した末端商品の市場規模は年間約200億円に達しています。
農林水産省と農林水産技術情報協会は今回の表彰に当たり、当社の功績について「キチン、キトサンの地道な研究を基礎として、実用化が難しかった天然型N-アセチルグルコサミンの量産化に成功しており、先駆性は高い。また、多様な用途開発を行っており、市場が広がるとともに輸出も始まっている」とコメントし、貴重な開発と市場拡大への寄与を高く評価しています。
今回の受賞に対して、N-アセチルグルコサミンの開発者であり、受賞者代表である当社の坂井和男社長は「この受賞を弊社の研究開発への評価と受けとめ、今後とも研究開発に積極的に取り組んで、調味料と機能性食品分野で“おいしさと健康”を追求したい」と話しています。
受賞の概要
受賞区分 | 平成19年度 民間部門農林水産研究開発功績者表彰の 社団法人 農林水産先端技術産業振興センター会長賞 | ||||||||
功績名 | 天然型N-アセチルグルコサミンの量産化・機能性研究および用途開発 | ||||||||
功績の概要 |
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受賞者 |
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研究開発の経過 |
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研究発表等 |
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